広島・愛媛交流会議が2日、広島県呉市であった。中村時広知事と広島県の湯崎英彦知事が地方創生など四つのテーマで意見交換。瀬戸内しまなみ海道(今治市―広島県尾道市)と中国やまなみ街道(尾道市―松江市)を生かした広域観光や産業振興に取り組んでいく方針で一致した。
 湯崎知事はやまなみ街道に関し島根、鳥取両県とサイクリングルート設定などで協力しているとし「(愛媛を含む)4県の連携を進めてはどうか」と提案。中村知事は「魅力的なコンテンツが生み出せるのではないか」と歓迎した。
 地方創生に向けては中村知事が2020年の東京五輪の期間中、交通機関を乗り放題にするフリーパスの創設を国に要望したいと強調。地域限定で規制緩和する「地方創生特区」に今治市と広島県が指定され、外国人材の受け入れなどで連携すると確認した。